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乳がんの治療のあらすじ

  • 登録日 2015/6/8 19:25
乳腺外科 藤井公人

 日本人女性のかかる「がん」のなかでは乳がんが最も多く、2004年からの統計では、毎年約5万人ずつ新しく乳がんと診断されています。あまり実感のない数字ですが、あま市の女性人口は約4万4千人なので、それより多くの方が、毎年新しく乳がんにかかっていると考えてください。これ程の数ですが、その発症理由は不明で、残念ながら予防方法もありません。いろいろな健康食品が、がん予防として売られていますが、乳がんの発病を抑えることはできません。また日本では、乳がんと診断される方が最も多い年齢が48歳であり、社会や家庭内で最も忙しい時に、この病気にかかることが多いという結果となっています。

 さて、この乳がんの治療の基本は手術です。病巣が小さい場合は、乳房温存手術ができますが、3以上の大きさになると、乳房を全て切除する必要があります。しかし、最近は、抗がん剤を使って病巣を小さくしてから乳房温存手術を行うこともあり、治療の選択肢はひろがっています。乳がんになると、乳房を取らなければならないという考えは、過去のものになりつつあります。

 次に、進行乳がんに使われる抗がん剤ですが、これはできる限り副作用を抑えながら点滴投与されます。「抗がん剤=激しく吐く」と思われていますが、それは間違いで、抗がん剤治療を受けながら仕事を続けている方もたくさんいます。乳がんの治療では、抗がん剤投与も手術と同じくらい大切であり、将来の再発を減らすために、進行乳がんの患者さんには積極的に行われます。

 その他、乳がんの再発を防ぐための治療として、ホルモン治療と放射線治療が挙げられます。ホルモン剤は、月経の有無を考慮して数種類の内服薬から選びますが、副作用は少なく、太ったりすることもありません。5年間の内服治療となる場合もあるため、強い副作用が出るような薬では、5年という長い期間は飲めないと思ってください。放射線治療は、主に乳房温存手術を受けられた患者さんに必要となります。手術で残した乳腺に放射線をあてて、そこからの再発を減らすことが目的で、頭髪が抜けることもありません。

 乳がんは、たくさんの治療法を組み合わせて治していくものですが、あらゆる「がん」に共通しているのが、早期発見が必須です。マンモグラフィ検診がその唯一の方法であることは言うまでもありません。

 最後に、あま市民病院の乳腺外科は、毎週水曜日に行っております。受付時間は、8時30分から11時30分(診察開始は10時から)、13時から18時30分です。またマンモグラフィ検診も随時受け付けています。最新のMRI診断機器も導入され、さらに精度の高い診断が可能になりました。また他の医療機関との連携も密に行っており、患者さんのニーズにお応えできるよう高いレベルの診療を提供していきたいと思います。

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