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あま市民病院の感染治療

  • 登録日 2015/6/8 19:21
内科

 感染症、例えば肺炎(はいえん)、膀胱炎(ぼうこうえん)などの治療には主に抗生剤を用います。肺炎、膀胱炎や腎(じん)孟(う)腎炎(じんえん)などの尿路(にょうろ)感染症(かんせんしょう)は「グラム染色」を用いて抗生剤を決定することが一般的になってきています。

 グラム染色とは-体どんなものなのでしょうか?細菌類を色素によって染色する方法で、細菌を分類する基準の一つです。例えば肺炎が疑われる患者さんでは、痰を採ってもらい、それをプレパラートに塗りつけ、乾かして、数種類の染色液をかけて、洗い流して、標本が出来上がります。これを顕微鏡で覗くと、細菌や白血球の様子が手に取るように分かるわけです。グラム染色で感染の原因となっている菌の種類や病気の勢いを予測することが出来ます。

 一方、感染症の原因菌を確実に同定する一番の方法は、検体を培養して菌を調べる方法です。しかし、この検査の結果が出るには数日かかるため、状態が悪い患者さんを目の前に、培養結果が出るまでのんびり待つ、というのは現実的ではありません。しかし、一定の抗生剤を使用続けると、その抗生剤に利かない、いわゆる耐性菌が出現します。このような耐性菌の発生を防ぐためには、最初の抗生剤を選ぶ時点で、出来るだけ原因菌を絞り込み、それに合わせた抗生剤を選択して治療を開始し、さらに数日後に判明する培養結果をもとに、「原因菌を狙い打ち」する抗生剤に変更、そして治療の必要性がなくなれば直ちに抗生剤投与を終了する事が重要となります。

 そこで、非常に有効な武器となるのが、「グラム染色」です。グラム染色は検体さえ得られれば、数分で診断が可能であり、細菌の種類・量・炎症の強さなどを予測できます。そして、その結果を直ちに治療に反映できるのが最大の特徴です。

 あま市民病院では、日々の診療に、この「グラム染色」を積極的に導入しており、それを参考にして治療開始を行っています。

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